インドネシアのご飯を知ろう!!

国分寺のカフェスローで開催中のインドネシアイベント「INDONESIAN WEEK @ Cafe Slow」へようこそ!

みなさん、期間限定のSPECIAL MENU インドネシア料理をご注文なさったでしょうか?

今回は、カフェスロー特製インドネシアプレートを通して、インドネシア料理の魅力を、ギュギュっと詰めて、お届けします!

↑ カフェスローで提供している「カフェスロー風ナシチャンプル」


< ガドガド >

インドネシアでサラダと言えばこれ!

「ガドガド」とはインドネシア語で「ごちゃ混ぜ・寄せ集め」という意味で、茹でた野菜とあげ豆腐に、ピーナッツソースをかけていただきます。

今ではインスタントのソースも一般的ですが、家庭によってソースの材料や作り方は千差万別、石うすを使ってスパイスから丁寧に作る家庭料理でもあります。

今回カフェスローでは、アレルゲンのピーナッツの代わりに、ヘーゼルナッツとカシューナッツを使ったソースになっています。これらのナッツ類は、カフェスロー店内にある量り売り店、nue by Totoyaのものを使用しています。


< お米 > 

インドネシアの一人当たりの年間米消費量が、日本の約2倍ということはご存知でしたか?

インドネシア語で、お米は「ナシ」といい、細長く、あっさりパサパサしているインディカ米を、炒めたり、煮たり、混ぜたりして調理します。

基本的には白米ですが、誕生日などには「ナシクニン」というココナッツとウコンで味付けした黄色いお米を食べる風習があります。

揚げエシャロット「バワンゴレン」をふりかけると、ご飯がすすむ!

今回カフェスローでは玄米を使い、切り干し大根をトッピング。
この後予定のある人も、匂いを気にせず、安心してご賞味いただけます。

↑ 霊峰をかたどった「ナシトゥンペン」は、お祝い事で振る舞われます


< サンバルゴレンクンタン >

「サンバル」は辛いペースト、「ゴレン」は揚げる、「クンタン」はジャガイモという意味。ジャガイモ以外にも、卵やナスをベースにすることも。

サンバルは、インドネシア料理には欠かせないペーストです。唐辛子とスパイスをふんだんに使い、石うすで練って作ります。

ちなみに、ハウス食品の『ジャワカレー』も、インドネシアのジャワ島の「南国風の辛いカレーのイメージ」を元に命名されましたが、実際には、ジャワ島の人々は、日本のようなとろみの強いカレーを食べる風習はありません。
また、「ジャガイモ」という呼び名がインドネシアの首都ジャカルタに由来していることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

インドネシアの食文化は、意外なところで日本ともつながっているのです!

↑ 唐辛子とスパイスを石うすで練って作るサンバル。インドネシアでは石うすを「チョベック」と呼んでいて、お料理好きの方にはぴったりのお土産にもなります。

↑ 地方や民族によって種類豊富なサンバル。レパートリーは無限!


< ケチャップマニス >

日本のしょう油と同じくらい、インドネシアで欠かせない調味料です。
ケチャップというとトマトソースをイメージしますが、この黒いソースは、パームシュガーや大豆などを使った、甘いどろっとしたソースです。

何にかけても相性抜群!ぜひプレートのおかずにつけてお食べください。


< テンペゴレン >

大豆をテンペ菌で発酵させたスーパーフード!近年代替肉としても注目を集めています。納豆と違って、匂いや風味もそこまで強くはないので、食べやすいです。

軽く塩を振ってありますが、よろしければケチャップマニスにもつけて食べてみてください。

↑ インドネシア料理には欠かせないテンペ。伝統的な作り方では、バナナの葉に包んで自然発酵させます。


< ソト >

インドネシア語でスープという意味。有名なのは鶏肉を使ったソトアヤムですが、今回はカフェスローさんアレンジの、「サユール=野菜」のソトです。他にも、海鮮、牛肉、そしてその地域特有のものなど、種類はさまざま。

ソトに白米を入れて、お茶漬けのように食べるのがメジャーです。

↑ ビーフンや鶏肉、ライム、キャベツが盛り付けられるソト・アヤム



お食事の後はぜひデザートをどうぞ!

< ブブールカチャンヒジョー >

「ブブール」はおかゆ、「カチャン」は豆、「ヒジョー」は緑です。

今回は、アイスと一緒にお召し上がりください。

インドネシアでは、暖かいおしるこの状態で食べるのが基本。
緑豆をココナッツやパームシュガーでコトコト煮込み、お茶碗いっぱい食べます。

イスラム教では、「ラマダン」という月があり、日の出から日没まで断食をします。インドネシアのムスリムたちは、断食明けに、お腹に優しいブブールカチャンヒジョーをいただくことが多いです。筆者にとっても、断食期間は、改めて食のありがたさに気づくことが出来る大切な期間。今年のラマダンはもう来月から始まるので、今年は自分で美味しく作れるようになることが目標です!


↑ 一般的には、一度に茶碗一杯分のブブールカチャンヒジョーをいただく



インドネシアのコーヒーはいかが?

< コピ >

インドネシアでは、たくさんの種類のコーヒーを生産しており、カフェスローでは「マンデリン」をご賞味いただけます。マンデリンは、スマトラ式という、インドネシアスマトラ島伝統の方法で精製され、生豆が深い緑色を帯びているのも特徴の一つです。

世界で最も高価な、ルワックコーヒーの生産地もインドネシアです!「ルワック」はインドネシア語でジャコウネコのこと。ジャコウネコは完熟したコーヒーの実を選りすぐって食べ、種は消化されずに排泄されます。それを精製したものがルワックコーヒーです。

また、インドネシアではドリップ式ではなく、お湯とコーヒーの粉、そしてたっぷりの砂糖を一緒に入れて攪拌し、粉が沈んだらその上澄みを飲むのが一般的です。

インドネシア産のコーヒー豆だけでなく、ジャワコーヒーから作られたキャンディ「KOPIKO」も、日本でお買い求めいただけます。

スマトラ式精製方法とは?:
コーヒー果実をパルパーという機械にかけ、皮と果肉部分を取り除き、半日~1日程度水に漬けます。
時間がたつと豆についたミューシレージが自然発酵します。
その後、乾燥する前にパーチメントを除去し、生豆の状態で乾燥させる方法です。
この方法は、乾燥期間が短くなるのですが、乾燥中に変形したいびつな豆が多くなり、独特の深緑色になります。
引用:ウインドファームHP

https://www.organic-coffee.jp/shopdetail/000000000661/004/O/page1/recommend/



カフェスローで、一杯どうですか?

< ビルビンタン >

100年近い歴史のある、インドネシアで一番有名なビールです。

「ビンタン」は星という意味で、レモン、オレンジ、グレープフルーツなどのフレーバーもあります。

世界で最も多くのムスリムがいるインドネシアですが、約300もの民族からなる多民族、多宗教国家ですので、アルコール飲料も売られています。



さてさて、きっとこの記事を読み終わる頃には、テーブルにお食事が揃っているのではないでしょうか?

今回は、動物性食品を使わない「カフェスロー風」にアレンジしたインドネシア料理をお楽しみいただき、是非とも今後、本場のインドネシア料理にもチャレンジしていただければと思います!

それではどうぞ、召し上がれ!Selamat makan!



現在、カフェスローでは

INDONESIAN WEEK @Cafe Slow

を開催中!

カフェスペースでは、イベント限定のインドネシア料理をお楽しみいただけるほか、ギャラリースペースでは、前半と後半に分けて、2つの伝統文化にフォーカスした特設展示が開かれます。3月16日(水)〜3月21日(月)は、ジャワ島伝統の影絵芝居「ワヤン 」がテーマ。そして3月23日(水)〜3月30日(水)は、ろうけつ染の布「バティック」がテーマです。

展示以外にも、オシャレとして楽しめるバティックの巻き方講座など、無料でご参加いただけるレクチャーもございます。ポストカードや絵本、布や小物などの物品販売もあるので、どうぞお立ち寄りください。

また、26日(土)の夕方、カフェスペースにて「Indonesian Night」の公演がございます。
インドネシア各地の伝統舞踊や楽器の演奏、ファッションショーを通して、インドネシアをもっともっと知っていただけるナイトイベントです。また、お客様と一緒に、竹製楽器アンクルンを奏でたりなど、盛りだくさんの内容になっています。当日は実際に布を手に取って、身につけてみる時間も設けてあります。インドネシア全土の魅力溢れる伝統芸能を詰め込んだ、ここでしか見れないスペシャルなプログラムですので、ぜひぜひ、カフェスローのホームページよりご予約ください!

INDONESIAN WEEK詳細:http://cafeslow.com/event/gallery/8839/

特設展示@Gallery Space :http://cafeslow.com/event/gallery/8923/

Indonesian Night詳細・ご予約:http://cafeslow.com/event/events/8895/

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